論理的思考に基づいて繁栄する生物

風呂に入りながらぼーっと考えていた,この地球とは別のどこかの星にいるかもしれない生き物の話をしたい.

彼らは,生まれたときから器用な手と論理的な思考力,そして脳内に自分の"設計図"データをもっている.

生後しばらくはまず様々なことを体験し,それを論理的に解釈することで自分たちの住む星について多くを理解してゆく.

そして時が経つと,生まれもった自分の設計図データをもとに,器用な手で次の世代(子)を作り出す.このとき,設計図をそのまま用いるとは限らない.その星の環境は必ず変化する.論理的思考に基づいて設計図を修正し,変化に合った子を産む.子にはもちろん,自分(親)ではなく子自身の設計図データを載せる.

会話

彼らは,近くにいる相手の思考を覗くことができる.これにより,ある者が設計図データの大きな改善を発見したら,周囲の者もそれを取り入れることができる.広い星の中,あちらこちらで設計図が書き換わっていけば,いずれ思考のインターフェースも変わってしまい,互いに覗けなくなるかもしれない.そうしたら,それが「種」の定義となるだろう.

群れ

種によっては群れを作るかもしれない.活動したり次の世代を作ったりするのに必要な物質やエネルギーを互いに分け与えれば,より効率的に繁栄できるだろう.

バグ

突然バグった思考が蔓延することで,ある種が全員子孫を残さず自殺したらちょっと面白い.