何をやっても上手くいく人へ

世の中には神に呪われた人がいます。

呪われた人は,「何をやっても上手くいく」状態になります。

この記事はそういう人のために書いています。

 

まず,この呪いは自己暗示により解呪が可能です。

しかし僕はそのやり方を知りません。

自分で見つけてください。

 

でも呪われたままでも大丈夫です。

呪いの性質を知っていれば,困難無く生活できます。

 

まず,この呪いは「無意識にとった行動が常に最善となる」呪いです。

重要なのは,「悩んだ末の選択は最善とは限らない」ということです。

行動する前に少しでも悩んでしまったら,その後の選択は最善でない可能性が高いため,せめてできるだけ悪手を選ばないように自力で気を付けましょう。

 

次に,この呪いを利用しようとしてはいけません。

むしろ呪いに利用されていると考えるのがよいでしょう。

雲を掴もうとするのではなく,雲に乗ろうとするだけです。

利用しようとした瞬間,あなたの周囲の世界は崩れてゆきます。

 

最後に,「最善」のレベルを上げたい方のために,この呪いの効果を高める方法を教えます。

世の中には「した方がいいこと」と「しない方がいいこと」というものがあります。

行動が最善となるとはいえ,思ったことをそのまま行動に移しているよりは,ある程度自分を抑えた方がよりよい結果を生み出せます。

では,何が「した方がいいこと」で,何が「しない方がいいこと」なのでしょうか。

その判別方法となるのが「2諦」の考え方です。

何かをしようとして,何らかの理由で2回連続で失敗したら,それは「しない方がいいこと」であると諦める。

これが「2諦」です。

つまり,例えば少し離れたところにあるスマホを取りに行こうとして,1回目でつまづいて,2回目でスマホを取り落としたとします。その場合,スマホを開くと何か悪いことが起こるからと,スマホを開くことを諦めるのです。

2諦を心に決めると,全体の行動の約3割が制限されます。

これが「した方がいいこと」と「しない方がいいこと」の割合なのです。

神という存在を仮定すると,2諦は神が「何をするべきなのか」を我々に伝える手段として説明することもできます。

これによって同じ「最善」でもその結果をさらによいものにすることができます。

 

以上です。

お読みくださってありがとうございました。